令和の角界に現れた規格外の怪物、第75代横綱・大の里(おおのさと)。
「ちょんまげが結えない大関」として話題になり、あっという間に頂点まで駆け上がったそのスピードは、相撲史を塗り替えるものでした。
本記事では、大の里関の優勝回数、通算成績、そして数々の「史上最速記録」を、2025年11月場所終了時点の最新データで解説します。
大の里の優勝回数と最新成績(2025年11月終了時点)
まずは、大の里関の現在の地位と実績をひと目でわかる表にまとめました。
| 項目 | データ(2025年11月場所終了時点) |
|---|---|
| 現在の番付 | 西横綱(第75代) |
| 幕内優勝回数 | 5回 |
| 三賞受賞 | 殊勲賞1回、敢闘賞1回、技能賞2回 |
| 通算成績 | 170勝54敗(勝率 .759) |
| 幕内成績 | 145勝35敗 |
| 初土俵 | 2023年(令和5年)5月場所 |
デビューからわずか2年半足らずで優勝5回という数字は、歴代の大横綱たちと比較しても異常なペースです。
史上最速!大の里が塗り替えたスピード出世記録
大の里関の代名詞といえば「スピード出世」です。
髪の毛が伸びるのが追いつかないほどの速さで昇進し、以下の歴史的記録を樹立しました。
初土俵から所要7場所での幕内初優勝(史上最速)
2024年5月場所、新入幕からわずか3場所目にして12勝3敗で初優勝を果たしました。
これは尊富士(たけるふじ)の所要10場所を大幅に更新する、史上最速記録です。
昭和以降初!「ちょんまげ大関」の誕生
通常、大関に昇進する頃には立派な「大銀杏(おおいちょう)」を結えるものですが、大の里関はあまりに出世が早すぎたため、大関昇進伝達式を「ちょんまげ姿」で迎えました。
これは昭和以降で初の快挙であり、そのポテンシャルの高さを証明するエピソードです。
初土俵から所要13場所での横綱昇進
2025年5月場所、2場所連続優勝(14勝1敗)を決めて第75代横綱への昇進を果たしました。
初土俵から所要13場所での横綱昇進は、年6場所制となった1958年以降で史上最速です。
この強さの原点である「父親のスパルタ指導」についてはこちらで解説しています
【保存版】大の里の場所別成績一覧(星取表)
デビューした2023年から現在までの、全ての場所の成績をまとめました。
これを見れば、いかに負けない力士であるかが分かります。
| 年 | 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 11月(九州) | 西横綱 | 11勝4敗 | 年間最多勝受賞 |
| 9月(秋) | 東横綱 | 13勝2敗 | 優勝(5回目) | |
| 7月(名古屋) | 西横綱 | 11勝4敗 | 新横綱場所 | |
| 5月(夏) | 東大関 | 14勝1敗 | 優勝(4回目)・横綱昇進 | |
| 3月(春) | 西大関 | 12勝3敗 | 優勝(3回目) | |
| 1月(初) | 西関脇 | 11勝4敗 | 敢闘賞 | |
| 2024年 | 11月(九州) | 西大関 | 準優勝(13勝2敗) | |
| 9月(秋) | 西関脇 | 13勝2敗 | 優勝(2回目)・大関昇進 | |
| 7月(名古屋) | 西小結 | 9勝6敗 | ||
| 5月(夏) | 西小結 | 12勝3敗 | 初優勝・殊勲/技能賞 | |
| 3月(春) | 西前頭5 | 11勝4敗 | 敢闘/技能賞・新入幕 |
ライバル・琴櫻や豊昇龍との対戦成績
横綱として君臨する大の里関ですが、同世代のライバルたちとの戦いは熾烈を極めています。
特に琴櫻(ことざくら)と豊昇龍(ほうしょうりゅう)とは、毎場所のように優勝を争う「3強」の構図となっています。
- 対 琴櫻:互角(直近5場所は3勝2敗)
- 対 豊昇龍:やや優勢(パワーで押し切る展開が多い)
- 対 尊富士:大の里の勝ち越し(スピード出世ライバル対決)
最大のライバル・琴櫻関の成績詳細はこちら
よくある質問(FAQ)
大の里の初優勝はいつですか?
2024年5月場所(夏場所)です。新入幕からわずか3場所目、西小結の地位で12勝3敗の成績を収め、史上最速での初優勝を果たしました。
大の里の最高位は?
横綱です。2025年5月場所後に第75代横綱に昇進しました。
大の里はなぜ「ちょんまげ」だったのですか?
髪の毛が伸びるスピードよりも出世のスピードが早すぎたため、大銀杏(おおいちょう)を結うための髪の長さが足りなかったからです。これは昭和以降の大関昇進では初の珍事でした。
大の里の2025年の成績は?
2025年は全6場所で二桁勝利(10勝以上)を挙げ、そのうち3回の優勝を果たしました。年間最多勝にも輝いています。
まとめ:大の里の記録はまだ始まったばかり
大の里関の成績を振り返ると、その凄まじい成長速度に驚かされます。
- 史上最速で幕内優勝&横綱昇進。
- 髪の毛が追いつかないほどのスピード出世。
- 2025年は年間3回の優勝で相撲界を制圧。
しかし、彼はまだ20代前半。
大横綱・白鵬の持つ「優勝45回」というアンタッチャブル・レコードに挑めるのは、大の里関しかいないかもしれません。
これからの記録更新にも要注目です。



