貴景勝の引退理由を本人発言で検証|怪我の履歴と「横綱になれなかった」無念

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貴景勝の引退理由を本人発言で検証|怪我の履歴と「横綱になれなかった」無念

2024年9月20日、貴景勝が28歳という若さで現役を引退しました。2025年10月には断髪式で約300人が別れを惜しんだばかり。

誰もが「まだ早いのでは」と感じたこの決断には、どんな理由があったのでしょうか。

燃え尽きた」という本人の言葉、慢性化した首の怪我、そして何より「横綱になれなかった」無念。

この記事では、大手メディアの一次情報だけを使って、貴景勝が土俵を去った本当の理由を探ります。

目次

結論:引退を決めた3つの理由

まず結論から言いますと、貴景勝が引退したのは以下の3つが重なったからです。

  1. 首の怪我が限界に達していた:頸椎椎間板ヘルニアで、もう戦える体ではなくなっていました
  2. 横綱への自信を失った瞬間があった:「横綱になる実力がない」と悟った時、気力も一気に失われました
  3. 小学3年生から追い続けた夢に疲れた:20年近く、ただひたすら横綱だけを見てきた。その糸が、プツリと切れてしまったのです

本人が語った引退の真相「燃え尽きた」

引退会見での言葉

2024年9月21日、両国国技館。紫色の袴姿で現れた貴景勝は、こう口を開きました。

「私、貴景勝は現役を引退し、年寄湊川として後進の育成に精進してまいります。燃え尽きました。小学校3年生から横綱になることだけ夢見てやってきた。体力と気力がなくなって引退しました」

出典: 日刊スポーツ(2024年9月21日)

引退会見の様子はこちらの動画でご覧いただけます。

「燃え尽きた」。シンプルな言葉ですが、その奥には20年近くの重みがあります。

小学3年生から横綱だけを目指して走り続けた男が、ついに力尽きた瞬間でした。

いつ引退を決めたのか

実は、貴景勝が引退を師匠に伝えたのは、秋場所11日目の9月18日の夜です。

秋場所を3日目から休場した後、5日間考え抜いた末の決断でした。

「休場を決断してから心の中では(引退が)決まってた部分がある。もう1度冷静になって自分を考えてみたり、振り返る時間が少し欲しかった。11日目の夜に、師匠に引退させてくださいと(伝えた)」

出典: 日刊スポーツ(2024年9月21日)

「横綱になる自信がなくなった瞬間」

引退から3ヶ月後、テレビ番組「ジャンクSPORTS」に出演した貴景勝は、もっと率直に心の内を語っています。

「横綱になる自信がなくなった瞬間に一気に気力がなくなっちゃいましたね。気力から先に来るってイメージなんですけど、僕は実力がなくなって、気力が一気になくなりましたね」

出典: スポーツ報知(2024年12月23日)

横綱になる自信を失った瞬間、すべてが崩れ落ちた。そんな感覚だったのかもしれません。

満身創痍だった体【怪我の年表】

貴景勝の力士人生を振り返ると、怪我との戦いの連続でした。特に首の故障は、致命的なものになっていきます。

時期怪我・休場内容
2019年春場所右膝負傷で千秋楽休場
2019年夏場所右膝負傷で初日から全休
2021年春場所両膝半月板損傷で途中休場
2021年名古屋場所両膝半月板損傷で全休
2023年以降頸椎椎間板ヘルニアが慢性化
2024年5場所中4場所で休場
2024年秋場所頸椎ヘルニアで3日目から休場→引退

出典: 相撲協会公式毎日新聞

致命的だった「首」の怪我

頭から当たる突き押し相撲。それが貴景勝の武器であり、同時に首への負担を蓄積させていきました。

2021年に痛めた首は、やがて頸椎ヘルニアとなって慢性化。これが引退の決定打になります。

「激しい突き押しの代償として最近は慢性的な首のケガに泣かされ、9度目のカド番だった名古屋場所で負け越した」

出典: スポニチ(2024年9月21日)

父の一哉さんも、息子の「体の爆弾」を案じていたことを明かしています。

「親としては安心。首が一番心配だった」

出典: デイリー新潮(2024年10月3日)

首の痛みから解放された引退後、貴景勝は食事制限からも自由になり、わずか数ヶ月で40kg以上も痩せました

現役時代、体がどれほど悲鳴を上げていたか、想像に難くありません。

ファンが感じた引退への思い

引退発表を受け、SNSではさまざまな声が上がりました。

怪我への共感、会見での穏やかな表情への驚き、そして大関として立派に務めた姿への感謝。ファンそれぞれの視点で、貴景勝の引退を受け止めていました。

怪我で本来の力を出せない苦しみ。

それを見守るファンも、貴景勝の引退を「安心した」と受け止めていました。

会見での穏やかな表情に、ファンは「こんな顔するんだ」と驚きました。

現役時代のプレッシャーから解放された様子が伝わってきます。

横綱にはなれませんでしたが、大関として立派に務めた姿に、多くのファンが感謝の言葉を送りました。

4回優勝しても横綱になれなかった

歴代2位の優勝回数なのに…

貴景勝は大関として、魁皇の5回に次ぐ歴代2位の4回も優勝しています。それなのに、なぜ横綱になれなかったのでしょうか。

優勝記録

  • 2018年11月場所(関脇): 13勝2敗
  • 2019年3月場所(関脇): 15勝
  • 2022年1月場所(大関): 13勝2敗
  • 2023年9月場所(大関): 11勝4敗

答えはシンプルです。連続優勝または準ずる成績がなかったから。横綱昇進には、圧倒的な強さを持続させる必要がありますが、怪我がそれを許しませんでした。

「横綱の景色を見たかった」

引退会見で、貴景勝は本音を漏らしています。

「(横綱に)手を伸ばして届かなかった。それまでの道のりは、やってきたことは間違っていない。やるべきことは全てやった」

出典: 日刊スポーツ(2024年9月21日)

「横綱の景色を見たかった」

出典: 日刊スポーツ(2024年9月21日)

そして2025年10月の断髪式では、さらに踏み込んだ言葉を口にしました。

「私は横綱になることだけが夢でした。ですが、後悔はない」

出典: ライブドアニュース(2025年10月4日)

「平幕でいいなら…」の覚悟

引退後のインタビューで、貴景勝はこんなことを語っています。

「もう横綱を目指す実力はないな」「平幕でいいならあと4、5年はできたかもしれない。僕のポリシーでその選択はなかった」

出典: Number(2025年2月号)

体力だけなら、まだ相撲は取れた。でも、横綱を目指さない相撲人生に意味はない。

小学3年生から20年間、ただひたすら横綱だけを見据えて走り続けてきた男にとって、それは譲れない一線でした。

湊川親方として、新たな道へ

引退と同時に年寄「湊川」を襲名。常盤山部屋の部屋付き親方として、後進の指導にあたっています。

断髪式では、こんな決意を語りました。

「若い子からも、先輩方からも吸収して頑張りたい」

出典: 日刊スポーツ(2025年10月4日)

引退後、貴景勝の表情は柔らかくなったと報じられています。

表情が穏やかになったと言われると「現役のときは無理して作ってるときもあった」として「今は勝負師としては終わりましたので楽しくやっていきたい」と笑顔を見せた。

出典: 日刊スポーツ(2024年11月16日)

現役時代の重圧から解放され、新しい人生を歩み始めた貴景勝。その姿は、どこか晴れやかです。

貴景勝の引退理由 まとめ

貴景勝の引退は、怪我という体の限界と、横綱への夢が潰えた心の限界が重なった結果でした。

「燃え尽きた」という言葉の裏には、小学3年生から20年近く、ただひたすら横綱だけを目指して駆け抜けてきた男の、深い覚悟と無念があります。

現在は湊川親方として、新たな人生を歩み始めた貴景勝。その指導から、いつか第二の貴景勝が生まれるかもしれません。

FAQ(よくある質問)

貴景勝が引退したのはいつですか?

2024年9月20日に引退届が提出され、翌21日に引退会見が行われました。

引退の最大の理由は何ですか?

頸椎椎間板ヘルニアによる慢性的な首の痛みと、「横綱を目指す体力と気力がなくなった」ことです。

引退時の年齢は?

28歳1カ月。平成以降の横綱・大関では最年少での引退でした。

現在は何をしていますか?

年寄「湊川」として、常盤山部屋で後進の指導にあたっています。

参考・出典

  1. https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/09/21/kiji/20240921s00005000124000c.html
  2. https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/360899
  3. https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/09/22/kiji/20240921s00005000440000c.html
  4. https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83620840R20C24A9UU1000/
  5. https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202409200000859.html
  6. https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202409210000382.html
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